キーレスチャックとは?
チャックとは?
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ドリルチャックとはドリルの先端についており、先端工具を固定する部分です。この部分に先端工具を取り付けますので、電動ドリルドライバーの中でもかなり重要な部分となります。
一般的な電動ドリルドライバーで使われているドリルチャックには大きく分けて2種類あり、チャックハンドルを使って先端工具を締め付ける【キーチャック】と、チャックハンドルのいらない手締めで締め付ける【キーレスチャック】に分かれます。
リョービの電動ドライバーCDD-1020ではキーレスチャックが採用されています。
キーチャック式とキーレスチャック式の違い
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キーレスチャック式は手締めで先端工具を交換します。先端工具の交換時に専用工具を必要としないため素早い交換が可能です。
しかし、手締めでも締め付けやすくするために、本体が太目に作られています。また、手になじませるために本体を樹脂等の柔らかいもので作ってありますので、金属に比べ壊れやすくなっています。
キーチャック式は先端工具の取り外しにチャックハンドルを使います。キーチャック式は構造が簡単で壊れにくく、細身でコンパクトなため狭い場所でも使いやすくなっています。さらにチャックハンドルを使うことにより大きな力で締められますので、使用中に緩むことが少なく先端工具空回りを防ぐことができます。ですが、締め付けに専用工具を必要としますので素早い交換はできません。
日曜大工にはキーレスチャックを選べ!
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まず最初に言い切ってしまいます。
日曜大工(DIY)には【キーレスチャック式】を選べ!
主観的な部分も多いと思いますが、これは決して言い過ぎではないと思っています。というのも専用のドリルとドライバーを持たず、ドリルドライバーでネジ締めと穴あけを共用することが必要な素人が使うということが関係します。(【なぜドリルドライバーなのか?】参照)
電動ドリルドライバーの複数の用途といえば、ドリルとドライバーです。実はドリルとドライバーは同時に使うことが多い工具なのです。
木の板を組み立てる時にネジを使って止めることになりますが、一方の板には貫通穴を開けることになります。さらにネジが入る部分にも木の割れを防ぐために下穴を開けることがあります。このためドリルとドライバーの両方に使うこととなるドリルドライバーは、先端工具を頻繁に交換することが多くなります。
下穴を開けてネジを締めるなら、まとめて下穴開けをやってからネジ締めをやればいいんじゃないかと思われるかもしれませんが、実際作業をしてみると交互に必要になることが多いことに気が付くと思います。
これは、作業に慣れていない素人の日曜大工だから起こることで、下穴を開け忘れたり、ネジを締める位置間違えなど、作業ミスが出てくることにより穴あけとネジ締めの交互の作業を生んでしまいます。
この時必要となってくる先端工具交換が、回数を重ねるたびに面倒に感じ、これが続くとモチベーションの低下につながってきます。
モチベーションの低下は作品の出来にも関わるため極力避けたいことなのです。
複数の工具を用意できて、さらに作業ミスの少ないプロは、小型で丈夫なもの、さらにはきっちりと先端工具を固定できる【キーチャック式】を選ぶほうが良いと思いますが、複数の工具を用意できず。作業ミスを起こしやすい素人は他の短所に目をつぶってでも、先端工具の交換が簡単に行えるという長所をもった【キーレスチャック式】を選ぶべきなのです。