なぜ電源コード式を選ぶのか?

電動工具には電源方式が2種類ある

電動工具は一般的に電源の種類として充電式(バッテリー式)と電源コード式の2種類があります。一昔前だと丸のこや草刈り機、ドリルなどの力が必要になる電動工具は電源コード式が一般的でしたが、最近ではバッテリーの性能が上がったこともあり、ほぼすべての電動工具で充電式と電源コード式の2種類が販売されています。最近ではDC36V式の充電工具なども出ており、電源コード式に近いパワーを出す機種も販売されています。

充電式(バッテリー式)とは

充電式とは、言葉の通り充電式のバッテリーを電源に使う物です。一番の利点は電源がないところでも使えるということでしょう。また、常に電源コードがつながっている必要がないため、移動して使う時や狭い場所で使うには威力を発揮しますので、移動して使うことが多い作業に使う電動ドライバーや電動インパクトドライバーなどに使われることが多いようです。

利点もありますが、弱点もあります。最大の弱点はバッテリーが切れると使えなくなるため、使用時間が限られるということです。こちらは交換用のバッテリーを持っていれば解決しますし、最近では充電容量の多いバッテリーも発売されていますが、どちらにしても追加で費用が発生してしまいます。最近では充電式工具の種類も増えてきましたが、電源コード式に比べて種類が少なくなります。さらにバッテリーを内蔵しますので電源コード式に比べ重量が増え外形が大きくなってしまいます。

電源コード式とは

電源コードをコンセントにつなぎ、駆動電源にAC100Vを使うものです。
充電式に比べ構造が簡単なため軽量でコンパクトです。さらにコンセントに接続すれば使用時間に制限はなく、電源に制限がないことからパワーを上げることができます。

弱点は、常にコンセントから電源を取る必要がありますので、場所によってはコードを長くする必要があり取り回しに苦労する場面もありますし、電源がない場所では一切使えなくなってしまいます。
構造が簡単になるので充電式と同程度の性能であれば安価に手に入れることができます。

私が電源コード式を選んだ理由

私が選んだ理由の一番は、電源コード式は軽量コンパクトだと言うことです。これは工具には欠かせない要素だと思っています。電源ケーブル式の軽量コンパクトさは充電式には決して真似できない要素だと思います。充電式は性質上かならずバッテリーを搭載しています。このバッテリーがどうしても本体を重くしてしまいます。最近ではバッテリーの性能も上がってきており軽量の物も出てきてはいますが、バッテリーの重さをプラスする分、重くなるのは間違いありません。

次の利点は、充電が必要ないということです。充電式の場合は定期的な充電が必要で、それを忘れると最悪充電切れになってしまうんですが、電源コード式は常に電源コードをつないでおかなければなりませんが、途中で止まってしまうことはありません。この充電切れというのが思ったより頻繁に起きます。使用後に充電してから収納するということを忘れてしまい、次に使う時にすぐに充電切れ、なんてことが起きてきます。そんなことで作業がストップすると、ただでさえ少ない休みの時間を使っているのに無駄な時間が出来てしまいます。再充電に時間を取られてしまっては、時間短縮のために買った電動工具の意味が全くありません。

軽量コンパクトで電源切れがない。これが電源を必ず確保できる日曜大工で使うために私が電源コード式を選んだ理由です。